夏ばて気味のお友達と皮剥け気味のお友達としばし歓談。で、夏ばて気味のお友達と持ち家の是非についてしばし盛り上がる。
短期譲渡だと土地重課がかかってしまう日本の場合、不動産ころがしは個人だとあまり現実的でないわけだが、流動性の低さに目をつぶったとしても土地や不動産は一金融商品にすぎない。なのでローン金利と賃貸相場から割り出した支払家賃の利回りを比較して前者が有利なら買うし逆であれば借りるだけのことだ。仮に固定金利だとしてもそれが割安かどうかは将来の金利情勢に依るわけで、未来を担保にわざわざ大リスクとってめっさレバレッジかけて不動産購入、なんて危なっかしい真似は少し計算してみただけでもこわくてできませんよ。ポートフォリオの90%が不動産、しかもファイナンスしまくりというのは資産三分法に真っ向から対抗してますよチャレンジャー。それでも買う人は買うわけで、買う勢いと買いたいという欲望と買わせたい相場観のベクトルが合えば理屈でなくけっこうみなほいほい買ってしまうのは興味深い。まあ一度購入を検討すれば金利計算のイロハや支払利子の損金算入といった税務の基本知識も学べるので一通りシミュレートしてそしておなかいっぱいになり普段の生活に戻る、そういう人に私はなりたい。まあ持ち家それ自体に対するこだわりは否定しないし家を所有することは楽しそうだから買いたい人の行動を否定するものでもない。それはそれとして結婚したり子供とかできたりするとみな巣作りをするんだよなあという共通認識に到達しましたがなにか。
追記:
単純に借入金利と家賃の利回りを比較するのではなくて「不動産利回り<>借入金利+リスクプレミアム」なのでお間違えなきよう。プレミアムをどう考えるかはその人次第。
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