エントリ書くの何ヶ月ぶりだかわからないけど、5月に受験したCFE(公認不正検査士)の認定試験を受験してなんとか合格してた。一安心。忘れないうちに受験準備のことなど覚え書きにて。
資格の概要
http://www.acfe.jp/cfe/cfe-about/what-is-CFE.php
このあたりを参照。要するに不正の防止発見抑止の専門家ということらしい。
試験の概要
4科目を2日間にわたって行う。1科目2時間ずつの試験で125問中94問以上正解で合格。なお科目合格は3回目の受験まで有効。3回受けるまでに全科目合格してねということらしい。
- 「会計」(財務取引と不正スキーム)・・・不正は如何に実行・隠蔽されるか
- 「法律」(不正の法的要素)・・・どのような法的側面に留意すべきか
- 「調査」(不正調査)・・・不正疑惑をどう解明するか
- 「犯罪学」(犯罪学と倫理)・・・人はなぜ不正を犯すのか、どうすれば防げるのか
1は会計畑なら楽勝。
2は法務畑ならたぶん楽勝。
3は内容面で一番面白いのだが新しい知識が多くてとにかく覚えるしか。
4は、うーん。倫理よくわからない。
試験の準備
使う教材を何にするかでほぼ決まるといっても過言。マテリアルは大きく4種類ある。
- 不正検査士マニュアル(CD-ROM)
各セクションごとの知識体系をPDFで収録。今回は2005-2006日本版(改訂版)を使用。
- CFE資格試験対策問題集(冊子)
サンプル問題を約1,300問収録。
- CFE資格試験対策問題集(Web教材)
紙の教材と同じ内容で、苦手問題のみや模擬試験などを受講できる。苦手問題にフラグをつけられるので便利だが操作を間違えると解答履歴が残らないなど仕様に問題があるので注意。
- eラーニング
受験対策テクニックなど。お値段高めだけど指針がよくわかるので受けておくとよい
準備のポイント
紙媒体であれば「冊子」と「CD-ROM」を併用。
デジタルであれば「Web教材」と「CD-ROM」を併用。
デジタルに特化した勉強がおすすめ。自分の場合はCD-ROM収録のPDFをGoodReaderで開いてタブレットでいつでも閲覧できるようにしつつ、
Web教材の問題解く→苦手問題にフラグ→マニュアルの該当箇所にハイライト→周辺の記述を読む
の繰り返し。Web教材はすべての問題を一巡し目を通したあと
「苦手問題のみ解く」
「模擬試験を解く」
を基本に。模擬試験は30~40分ぐらいで解くのが目安。
以上のサイクルを3-5回転すれば苦手問題で解答が瞬時にわかるレベルになってきて、合格圏に到達する知識レベルにはなるはず。自分の場合は3月後半から準備してだいたい5回転ぐらいである程度頭に入ってきた感じで。
なお「CD-ROM」の内容を通読するのはおすすめできない。分量が多すぎるし、実際そこまで細かく出題されないことも書いてある。演習問題のおさらい程度で割り切って進める。
当日
詳細は非公表みたいなのでポイントだけ。
- 問題は持ち帰れない。
- 試験時間は2時間、1時間で退出できるので多くは退出している。
- 苦手問題を4回以上解いていれば当日は90問ぐらいは即答できる。できてないとまずい。
- 見たことのない問題は自分で考えよう。
- 統計にもとづく出題は最新情報をチェックしておいたほうがよさそう。
試験内容そのものは不正に関していろいろ興味深いものも多いので、ご関心をもたれた向きあれば参照されたし。
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