今年最後の重要イベントでした。
前回のエントリ
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2016年12月3日より2017年1月15日まで開催。 宮崎での開催は今回で最後らしい。なぜか周辺の宿泊予約が全滅のため急遽日帰りの強行軍で。移動時間8時間滞在時間4時間となかなかハード。
今年もみやざきアートセンターにて。展示ポスターは「エンディミオン」より。
「ジュラシック・パーク」でお出迎え。
お世話になります。
写真撮影は原則禁止だけど、一部OKエリアあり。で、OKエリアにベガがいた。ベガでかいよ!しかも微妙に立体だよ!
今回の展示総数は328点。「書籍・雑誌」「広告・映画・ビデオ」「拾遺集」「平井和正」「小松左京」「未完の油彩群」のコーナー別に展示されている。
「広告・映画・ビデオ」では写真と見まがう「HPME MY WAY」の別バージョンが展示されていてこれまた見入ってしまう。
「書籍・雑誌」では「ハイペリオン」「ファウンデーション」シリーズなどおなじみの表紙イラストに加え、これまで公開されてこなかったものが多く今回も新たな発見多し。谷甲州や大藪春彦作品の表紙で未見のバージョンもあり。 個人的にはベスター「虎よ!虎よ!」表紙イラストが拾遺作品として展示されていて感慨無量。
「拾遺集」はこれまで公開される機会のなかったものを中心に。講談社や早川書房から戻ってきた作品が多いそうで。「真幻魔大戦」11-15巻を中心に。「幻魔大戦」10巻モノクロイラストは染みが残っていて残念だけど生原稿を目撃できたので満足。19-20巻のモノクロイラストが展示されててほしかったけど今後に期待ということで。
で、 今回は「平井和正」「小松左京」が独立コーナーで展示されていて、ファン垂涎の内容になっている。撮影もOK。作品世界としては好きすぎて冷静に鑑賞することなどもはやできなくて、この空間にいられるだけで満足してしまう。 特に本邦初の「平井和正ライブラリー」シリーズ表紙(キャンソン紙にパステルで描いたのだそう)はその大きさと色彩感覚に言葉を失う。
こんなに。
こんなにも。もうね、たまらんですよ。
ウルフガイシリーズの愛蔵版表紙はローマ風味の落ち着いた色調で気に入ってる表紙のひとつなのだけど、今回の展示ではなぜか7枚。おかしい。8枚のはずなのに。と思ったら「ブーステッドマン」の表紙が展示されてなかった。きー!
「未完の油彩群」コーナー。題名や年次の不明な作品(未完含む)も多く展示されていたのだけど、そのなかでも壁一杯に展示されていた習作(大作「破壊される人間」の習作らしい)には心の準備ができてなかったのもあって圧倒された。素人目にはこれのどこが習作?という完成度。このコーナーも撮影OKだったので写真もたくさん撮ってきたけどこれだけはぜひ実物を見てほしい。てか実物を見に行かないとだめ。脳味噌をえぐられるような濃い時間。まさに魂を揺さぶられる体験。
さて、今回も図録を含めて山ほどグッズを買い込んできた。
レジ待ちの間、公式サイトでも告知されていたデジタル複製画に後ろ髪を引かれる。特に「平井和正ライブラリー」シリーズの井沢郁恵複製画から目が離せない。これね。
ぐずぐずしてるうちにレジ完了してしまう。どうするか。決して安くない。でもここで躊躇すると今後入手する機会がなくなるかも。ええい買っちゃえ。ということで4週間後に複製画が届くことになりました。どうすんだ買うって言っちゃったあとだぞ。
2018年に東京での展示が予定されているらしいので、その日に向けてさらに生賴先生の偉業に傅きつつこれから図録を舐めるように鑑賞するよ。
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